HISTORY (魔界の歴史) 全77話
第77回 EVIL ECSTASY
2023年9月22日
新撰組は副長の土方歳三を探し、冥界を彷徨っていたが冥界第一帝国のCROWに見つかってしまう。
そこに現れた土方歳三が仲間を救う。土方は「冥界第一帝国と手を組むことにした」と仲間に告ぐ。
ジュスタの前に現れる右近。「冥界の者を欺くためジュスタを攻撃した」と告白する。
そんな二人の前に晴明が登場し、ジュスタに騙されるなと伝える。
しかし、説得も虚しく、ジュスタは右近と共に戦いを後にする。
同時刻、望月六郎太と豊臣秀頼が激しい戦闘を繰り広げていた。
激しい戦闘の末・・・。真田十勇士は一晩限り豊臣秀頼に力を貸す約束をする。
また、同じようにペルセフォネと滝の方が取引をしていた。
ペルセフォネは滝の方に安成を冥界に沈めたのは、安倍晴明であると伝える。
晴明は冥界第一、第二帝国と手を結んでおり、その談合を偶然知った安成を始末したと。
さらにペルセフォネは「月夜叉丸は晴明と共におり。そして冥界の霊気の力でまもなくケモノとなるであろう。晴明の手から月夜叉丸を取り戻し、安成を救え。そのために私に力を貸せ」と話す。
そこに純友が現れ「滝の方。その者に惑わさるでない」と伝えるが、滝の方も「父上がこの冥界に姿をお見せになるまで、生き抜かねばならぬ」と冥界第三との同盟を決意する。
一方、冥界第3帝国の後継者、スキピオヌが激しい負傷をおっていたところに道満の娘、兎鬼丸が現れ、傷の回復を図る。
スキピオヌは敵である自分をなぜ助けたのか兎鬼丸に問う。
少しだけ和やかな空気があたりを包んだかと思われたその刹那、冥界連合軍が2人を取り囲む。
スキピオヌは兎鬼丸に逃げるよう説得するも、逃げない兎鬼丸。四面楚歌の状態となった2人。最後は兎鬼丸がスキピオヌを庇い斬られてしまう。崩れ落ちる兎鬼丸。
スキピオヌの咆哮が冥界の地に響き渡った。
第2回 魔界騒乱
2014年5月27日
儀式は滞りなく行われているようにみえたが…
儀式の最中に度々現れる謎の狐面の男。
その狐面の男は、陰陽師道満を封印し、自らを伝説の陰陽師安倍晴明と名乗る。
安倍晴明は、地獄の閻魔王をこの地上に降臨させ地上を破壊しようと目論む。
こうして錬闘会は平了率いる魔界少女拳と安倍晴明、虎炎、鶴姫、夕顔との闘いとなる。
魔界少女拳vs安倍晴明の闘いが幕を開けたのであった。
第1回 魔界降臨
2014年4月22日
6年後に迫る日本の滅亡を救うべく現れた
陰陽師道満と最強の式神軍団魔界少女拳。
魔界の創造主「泰山府君」を喚びだす儀式は呪い唄と呪い舞、そして血で血を洗う闘いによって彩られる。
ついに、永きに渡る魔界の物語がはじまる。
儀式は、最高潮の盛り上がりで終わるように見えたが、謎の力の存在を鶴姫、虎炎に感じる平了。
虎炎、鶴姫の背後に存在する謎の力とは……
第3回 魔界撩乱
2014年6月27日
対峙する魔界少女拳と安倍晴明の両軍。
互いのヒトガタを闘わせ勝った者が負けた者の魂を奪う「奪魂の儀式」を繰り広げる。
晴明側の虎炎の正体は悲運の武将である源義経であった。
かつての主人に手が出せない弁慶に魔界少女拳はあさぎを交換条件にし、闘わせる。
そこに介入する謎の美少年”光”
晴明側の仲間に見えたその少年は「作戦変更」と言い晴明の目を盗み弁慶の魂を抜く。
この男の目的は一体。
第4回 魔界凶乱
2014年7月25日
晴明の目を盗み弁慶の魂を抜き取った美少年〝光〟。
そして魔界少女拳と安倍晴明のヒトガタを介した死闘
晴明側「無名の勇者〝越智安成〟」VS魔界少女拳側「戦国の傾奇者〝前田慶次〟」歴史的には、何の因果もない二人は魔界にて手を合わす。
最高潮の死合は虎炎こと源義経と伝説の忍である風魔小太郎との一戦。
激しい死闘に勝利した小太郎に対し魔界少女拳・平は小太郎の望みである「自由」を与える。
なおも暗躍を続ける光。
そんな光の企みを知ってか裏切ったあさぎの身体を借りるといい呪術を発動させる晴明。
それぞれの思惑が複雑怪奇に入り乱れる。
第5回 魔界妖乱
2014年8月29日
魔界にあらわれたのは、夕顔、あさぎ。
晴明の姿はない。
源義経&巴御前VS鶴姫&越智安成。
最愛の人を義経に殺された巴。
鶴姫、安成の最愛の二人。
因縁が入り乱れる。
闘いが佳境にさし迫ったその時。安成が鶴姫を斬り捨てる。混乱、悲鳴が錬闘場に広がる。
「なぜ? そのようなことを。」
混乱する鶴姫にむごい言葉を吐き捨てる安成。
一方、朝比奈義秀が手に入れた魂を持つ光。魔界には、魔界少女拳、安倍晴明だけじゃない。と、他に魔界に介在するものの存在を示唆し闇に消える。
第6回 魔界転生
2014年9月26日
なおも晴明不在のまま執り行われる奪魂の儀式。
巴御前は、平にヒトガタとの契約を切られ、小太郎は平に反旗を翻す。
鶴姫と越智安成の闘いは、悲痛。
悲しき闘いであった。
鶴姫は自らの魂を安成に与えるも安成はその魂を拒絶する。鶴姫の哀しき恋の行方は。
あさぎの体内に宿り転生を果たし生まれ変わった安倍晴明。平了は晴明との一騎打ちに敗れ魔界少女拳絶体絶命の危機。
残りの力で邪魅を呼び寄せる平、邪魅の存在を使い転生を行おうとする平の姿があった。
第7回 魔界開戦
2014年10月24日
第三勢力の襲来。
黒魔術の者と名乗る軍服の女は、日本と中国の狭間で生きた伝説のスパイ川島芳子であった。
川島は、小太郎・段蔵・影狼・影華を従え宣戦布告をする。「すべて壊してやる」と魔界の崩壊を予見させる。
鶴姫にこだわり抜き試練を課す晴明。
平を欠いた魔界少女拳。
この物語の果てに見えるものは……
第8回 魔界転戦
2014年11月28日
魔界に降臨した妖麗なる美女 ガラシャ。
ガラシャと段蔵の幻術により1人拘束されてしまう神楽坂。結界の中、身動きのとれない神楽坂に何度も何度もロザリオを突き刺すガラシャ。
神楽坂の絶体絶命の窮地に転生を果たした平了が登場。
ガラシャを追い込むも晴明の出現により、その一瞬の隙をつき神楽坂はガラシャに連れ去られてしまう。
怒りの矛先を晴明に向け激怒する平に、晴明は一度休戦し、同盟を組むことを提案。
陰陽師VS黒魔術。新たな闘いの幕が開く。
第9回 魔界輪廻
2015年1月31日
強大な力を持つ黒魔術に対抗し休戦し、同盟を組んだ魔界少女拳と安倍晴明軍。
魔界に再び現れた「光」
その正体は天草四郎時貞。
鶴姫たち大三島の者と因縁のある西国一の侍大将である陶隆房を最強のデーモンとして蘇らせる。
迎え撃つ、鶴姫、安成、安房そして鶴姫、安房の父 大祝安用。隆房は安用の腹を貫き、首筋に噛みつく。
鶴姫、安成、安房は力を合わせ隆房を撃退することに成功するも、血を吸われた安用は黒魔術に支配される前に切腹し、首を刎ねることを決意する。
安用は、意思ある強い眼差しを鶴姫、安成に向け自らの腹を切り果てる。
神楽坂を救えなかった平は、晴明を信用することはできないと早くも同盟の線は消えていた。
第10回 魔界謀略
2015年2月27日
魔界少女拳との同盟を盤石なものにしたい晴明と、晴明を信用することができない平。
晴明は、大三島の三勇者。鶴姫、安成、安房を召喚。
そこに陶隆房が呼応するように朝比奈義秀、そして九鬼嘉隆を召喚。激しい闘いになり苦戦する大三島勢。
もはやここまでか・・・という所に突如として、安房が鶴姫と安成を呪術により動けなくさせる。
そして。ひとりで九鬼、朝比奈に向かっていく。
安房、必死に闘うも九鬼、朝比奈の前に力尽きる。
安房は鶴姫の声を振り払い一人去っていく。
様々な感情が渦巻く魔界。安房の運命は。
第11回 魔界蓋世
2015年3月20日
再び現れた美しき狂気 ガラシャ。
ガラシャは平、晴明に勝負をして負けた陣営の中から一人の魂を封印するという危険な賭けを提案する。
ガラシャのこの賭けによりあさぎ、夕顔の魂が封印される。そして善戦するも魔界少女拳は勝負に敗れ、神楽坂の魂を封印されることに。
取り決めを破り神楽坂を救い出そうとする平だが、まさかの晴明の裏切りで、倒される。
神楽坂は自ら切腹し……果てる。
倒れる魔界少女拳の前で
黒魔術の勝利の呪い唄が響き渡る。
第12回 魔界三計
2015年4月24日
突然、魔界にあらわれた謎の男たち。
晴明は、己の霊力を賭ける三つ巴戦を平、陶隆房に提案。
それを受ける平、隆房。闘いは熾烈を極める。
しかし、敗北を重ねる魔界少女拳。
配下の碧鴣、ねこの魂を晴明に封印されてしまう。
最後の死合も敗北が決まり、平の魂が封印されようとしたその時。謎の男が現れる。
謎の男は自らを楠木正成と名乗り、亡き魔界少女拳参謀・神楽坂の頼みにより魔界少女拳の軍師になったという。
正成は、晴明に取引きを持ちかける。
それは、死んだはずの夕顔と晴明に取り込まれた道満の交換であった。
道満との交換を条件に夕顔が晴明のもとに帰った。
第13回 魔界再臨
2015年5月28日
再び現れた川島芳子は、魔界少女拳から離れ独自の動きをする俵藤太と大祝安房を黒魔術に勧誘する。
そして、川島は平、晴明にガラシャが一度やってみせた負けた側の陣営から一人の魂を封印するという危険な勝負を提案。
それを受ける魔界少女拳・安倍晴明軍。
闘いは激烈にして熾烈、ギリギリの闘いに勝利をおさめたのは陰陽師軍。川島芳子は味方であるサルバドールから見捨てられ味方に襲われ絶命。
久しぶりの勝利を復活した邪魅こと鬼夜叉の呪い唄にて祝う魔界少女拳・安倍晴明軍の姿があった。
第14回 魔界果敢
2015年6月26日
魔界少女拳・安倍晴明軍は協力し陶隆房を追いつめていく。
隆房は、裏切り、軍紀を犯した風魔小太郎を始末すべく小太郎1人に対し総攻撃をかけ小太郎を追いつめる。
そこに小太郎に援軍をおくる陰陽師軍。
しかし、黒魔術の総本山であるルイス・フロイスが姿を現し小太郎にさらに追い打ちをかける。
力尽きる小太郎を間一髪、鬼道丸の兄である児雷也が救出。
黒魔術軍と相対するように陣営を構える陰陽師軍。
互いに「呪い唄」〝魔界大戦〟を捧げた。
第15回 魔界業火
2015年7月24日
同盟の兆しがみられた陰陽師軍の安倍晴明と魔界少女拳 頭領・平了であったが、平は道満の強力な呪術を浴び元の式神である悪路王に戻ってしまう。
鶴姫、越智安成、大祝安房の前に現れたのは大祝家の長兄 大祝安舎。鶴姫の兄によって明かされた安成と安房の出生の秘密。
実の兄だと信じていた兄、安房は血の繋がりのない赤の他人、恋人だと思っていた安成は血の繋がった真の兄であった。
すべてを知っていた安成はうつむいたまま。そんな安成に感情をあらわにする鶴姫。終いには。
「さらばです……安……兄上。」
二人の関係は断ち切られた。
大三島のそれぞれの悲劇が動き出す。
第16回 魔界哀歌
2015年8月21日
土方歳三の前に現れた新撰組局長・近藤勇。
土方の哀しき運命を救うため土方と闘う近藤。
激戦の果てに土方は自分を取り戻していく。
しかし、近藤は突然現れた悪路王に斬られ倒れる。
そこに陶隆房が現れ土方を黒魔術に引き入れんと襲う。
絶体絶命の土方に晴明は風神と音魔を投入し、呪いの音を捧げる。
近藤は最後の力を振り絞り反撃をするも力尽きてしまう。
近藤は土方に自らの血を与え、土方の呪いを解く。そして次回、九鬼嘉隆と村上武吉の宿命の因縁がついに解き放たれる。
第17回 魔界慚愧
2015年9月25日
九鬼嘉隆と村上武吉の宿命の因縁が解き放たれる。
決闘を繰り広げる九鬼と武吉。
一歩も譲らない二人の闘いに邪魔立てする、茶水干を着た謎の男が現れた。謎の男は九鬼の息子・九鬼守隆の魂を魔界に喚びだし、九鬼の精神を激しく揺さぶる。
武吉は九鬼と闘いながら〝守隆の想い〟を伝える。
闘いの末……すれ違っていた父子の想い、守隆の真実を知り、すべてを悟った九鬼。その苦悩を一番理解していたのは武吉であった。
そして再び手を合わせ、死力を尽くして闘う二人、最後には武吉が九鬼を倒す。「ありがとうよ。」この九鬼の一言に全てが詰まっていた。
ここ魔界にて前世から続く九鬼の未練は昇華されたのであった。
第18回 魔界相剋
2015年10月23日
滝夜叉と名乗るその姫は、九鬼に道三の娘である蘆名あおいを探すよう言ってその姿を消す。
一方、児雷也の前に現れたのは、黒魔術軍の闇の忍の支配者・百地三太夫とその弟子・霧隠才蔵。三太夫と才蔵は、加藤段蔵と風魔小太郎を始末するため二人を探していた。
加藤段蔵と望月千代女の姿。三太夫が段蔵と小太郎を狙っている事に心配する千代女をよそに、段蔵は黙って立ち去る。対立する黒魔術軍と陰陽師軍が集結。
陶隆房と三太夫と才蔵。孤軍奮闘する鶴姫に安房、武吉、児雷也と闘いに加わるも黒魔術軍の力に劣勢を強いられる。嬲り殺しの児雷也の前についに現れてしまった段蔵。
段蔵は鶴姫、安房に術をかけ身動きとれぬようにし、一人黒魔術の軍勢と闘うが、段蔵は一気に窮地に陥る。
絶体絶命の段蔵に鬼道丸の〝活性丸の術〟により、凄まじい力で息を吹き返し反撃。しかし、細川ガラシャが鬼道丸を突き刺し、血を吐いて倒れる鬼道丸。
鬼道丸が倒れこの闘いの幕を閉じる。晴明と崇徳上皇は異次元での闘いを続ける。
第19回 魔界忍法帖
2015年11月13日
灯火の中に風魔小太郎の姿。
その背後から足を引きずりながら小太郎に近づく望月千代女。千代女は、小太郎に告げる。
「加藤段蔵が最後に小太郎に会いたがっている」と……。段蔵の命の限界は近づいていた……。「あらわれたな。風魔小太郎。」服部半蔵と百地三太夫。
忍びの表の棟梁と裏の棟梁が出揃う。この二人の間には捕らえられた千代女。三太夫と半蔵は、忍びの掟どおり小太郎と段蔵を始末するという。
しかし、段蔵の姿はない。
「おいらも小太郎と一緒に闘う!」妹を奪われた恨みが児雷也をつき動かし、小太郎に味方し、死闘が始まる。
奮戦むなしく児雷也が倒れたその時、段蔵が姿を現す。その段蔵の背後には死んだはずの鬼道丸が!! 鬼道丸の活性丸の術によりパワーアップした段蔵は小太郎と共に三太夫を倒す。
そして…… 段蔵最後の戦い。段蔵は魔界から消滅する。
第20回 魔界絶命
2015年12月11日
魔界に降り立った謎の男女。男は安倍晴明の友であった渡辺綱。女は晴明の妻である梨花。
崇徳上皇は渡辺綱と鶴姫を闘わせる。
大祝安房が鶴姫を助けにくるが、その安房を黒魔術軍が捕えてしまう。そしていよいよ黒魔術軍と晴明軍との最終決戦がはじまる。
激戦に次ぐ激戦。死屍累々の中、最後に残ったのは、鶴姫、越智安成。相対するは、黒魔術軍侍大将・陶隆房。
現世からの因縁がこの戦いを引き寄せたのであろうか。
一騎打ちに散る安成を抱きかかえる鶴姫の背後には再び立ち上がる隆房。
鶴姫、隆房は最後の死闘を……
ついには鶴姫の想いが隆房の執念を打ち砕くことに。
魔界に光が差し込む。戦いの末、隆房は敗北を認める。
永久に続く戦いの連鎖を止めるために鶴姫は隆房の魂を奪魂することを拒否する。
しかし、そこに魔の手が……。
細川ガラシャは敗北を認めた隆房を襲う。
ザシュッ!!ところが、刺されたのは隆房ではなく……
それを庇う鶴姫であった。
第21回 魔界無情
2016年1月15日
黒魔術軍の侍大将・陶隆房は、細川ガラシャに命を狙われていた。隆房の前に現れたのは、日の本一の兵と云われた真田幸村の子息、真田大助。
前回の戦いにて負傷した隆房は手負いながらも大助、霧隠才蔵、百地三太夫との闘いを申し受ける。大助との一騎打ちに優勢を図る隆房であったが、三人を相手に次第に弱ってくる。
必死に戦うが苦戦する隆房。そこにまさかの人物、鶴姫が現れる。鶴姫は生きていた。だが、安成に刃を向け、そのまま〝大祝の魂〟にて安成を倒す。
鶴姫は闇に堕ちたのか…
平安の海賊・藤原純友は、時代は違えど海賊同士の九鬼嘉隆に手を組もうと働きかける。その勧誘をふてぶてしく断る九鬼。純友の背後に現れたのは滝夜叉と俵藤太。
九鬼は道三を守りながら、純友、藤太を相手に奮戦。ついには九鬼と児雷也の連携で純友を撃退する事に成功したが、滝夜叉の呪術により村上景が捕えられる。
大助、才蔵に襲われる夕顔。夕顔の前に剣を振り上げる大助。しかし、振り上げた剣は夕顔を襲わず、動きを止められた大助。その窮地を救ったのは……才蔵であった。
才蔵は何者なのか。
第22回 魔界が来たりて友が哭く
2016年2月19日
陰陽師・道満を兄上と呼ぶ「市」と名乗る謎の美女が魔界に這入る。目覚めた夕顔を抱える霧隠才蔵。そこにあらわれる前田慶次。
「甲斐姫!俺だ!前田慶次だ!」才蔵のことを甲斐姫と呼ぶ慶次に対し、才蔵は人違いであると共に甲斐姫の娘であることを告げる。
一方、藤原純友は「武吉の娘か。こりゃいいものが手に入った」「九鬼よ。次回。武吉共々やってこい」と九鬼に告げる。
前回攫われた村上武吉の娘・村上景。その場に居合わせなかった父・武吉。その場に居合わせていたが、攫われたことに負い目を感じる九鬼嘉隆。
猛威を振るう純友、俵藤太、滝夜叉の平安の者たちの前に立ちふさがる終生のライバル九鬼と武吉。
藤太、純友、武吉、九鬼の前に現れたのは黒魔術軍からの援軍だという、朝比奈義秀。
朝比奈義秀は二メートルをゆうに超える程の大太刀を持って登場する。武吉、九鬼は奮戦するもまるで歯が立たない。安成の援軍により一気に息を吹き返すも、最後は朝比奈義秀の一撃にて二人が倒れる。
九鬼と武吉は純友と藤太の手に……。
第23回 魔界が来たりて愛に哭く
2016年3月18日
呪われし恋の物語は、産声をあげた。
生前、愛した女(甲斐姫)の娘に魔界で出逢う前田慶次。
その娘の真実は太閤秀吉と甲斐姫の間に生まれた姫だという。まだ年端もいかない小さな子どもであったが、天下人の子として憎まれ命を狙われるようになる。
姫は、太閤の手により真田の里に預けられ、その地でくのいちとして育てられたのであった。
それが真田の忍・霧隠才蔵の真実。父の愛を知らず、母のぬくもりも知らず心を閉ざし、生きた姫の苦しみは想像だにできないことであろう。
「生まれたくなかった。」という才蔵に対し「おまえと会えてよかった。」力いっぱい才蔵を抱きしめる前田慶次の姿があった。
黒魔術軍に身を捧げた悲劇の姫、鶴姫。
姫を追うかつての恋人であり実の兄と明かされた、越智安成。鶴姫の兄として育てられた大祝安房のやり場の無い鶴姫への想いは……。
第24回 魔界が来たりて音に咽ぶ
2016年4月28日
鞍馬の天狗と呼ばれし伝説の剣士・鬼一法眼は、異形の者達と手を組み魔界に剣の力で踏み入る。
晴明の前に現れたのは渡辺綱から鬼の刀〝髭切丸〟を奪った俵藤太。髭切丸を廻って晴明と藤太のバトルが繰り広げられる。
晴明は、児雷也の助けもあり、暴れる藤太から髭切丸を奪取したのだった…。細川ガラシャの黒魔術に堕ちた鶴姫の前に、荒々しい波のように押し寄せる者たち。
その名も……『魔界水軍』
生きた時代もバラバラのごろつき達が、この魔界にて海賊連合を結成した。屈強な海賊達に苦戦を強いられる鶴姫に、大祝安房、越智安成が助けに入る。
安房、安成と全く共闘する意思をみせない鶴姫。一時は、魔界水軍を圧倒するが、圧倒的な力に鶴姫を残して絶対絶命!!純友が鶴姫めがけて剣を突き落とす。
「兄上!」刺されたのは、鶴姫ではなく鶴姫に覆い被さるように守る安房であった。
第25回 魔界が来たりて哀を謳う
2016年5月13日
ガラシャは鶴姫に兄である大祝安房を始末することを命じ闘わせる。安房を容赦なく攻め立てる鶴姫。
鬼一法眼、バージニアら剣士達の介入もあり、安房は難を逃れる。「鶴!」去ろうとする鶴姫を呼び止める安房。
「百姓のせがれ……気安くわたくしの名を呼ぶでない。」鶴姫は、安房を嘲笑するように去っていく。その頃、前田慶次と霧隠才蔵は手を組み、真田大助と朝比奈義秀の黒魔術と対決をする。
前田慶次は、才蔵を庇い魂を奪魂されてしまう。陶隆房を従わせたい戦国の華・お市と平将門の娘・滝夜叉。真っ向から勝負を挑む陶隆房。
隆房は完全武装の魔界水軍にはまるで歯が立たない。一方、安房は因縁ある隆房を救いに入る。隆房が九鬼を仕留めようとしたその時、思わぬ伏兵、道三の槍が隆房を貫き、そのまま隆房は奪魂される。
「己の運命を変えたいか。安房。己の血を運命を呪うか。」ガラシャの前に跪いている安房の姿が。ガラシャは、ゆっくりと安房に近づき。安房の首筋にくちづける。安房の絶叫する声がこだました。
第26回 魔界が来たりて雨を喚ぶ
2016年6月17日
奪われた陶隆房、前田慶次の二つの魂。
縛られた隆房と慶次を救い出そうと霧隠才蔵と望月千代女。相対する才蔵と因縁深い真田大助と地獄より蘇った冥界の宣教師・ルイス・フロイス。
才蔵と千代女はこの二人相手にまるで相手にならない。負傷した千代女を守りながら必死で才蔵は戦う。絶体絶命の二人の前に現れたのは風魔小太郎。
小太郎は風のように大助、フロイスを斬り伏せていく。加勢に加わる人首丸と共に見事な連携で一気に形勢が逆転する。魔界水軍の藤原純友、俵藤太も乱入。囲まれる才蔵、千代女を助けたのはまさかの隆房と慶次。
二人の加勢により見事大助を倒す。才蔵は意を決して大助の魂を抜こうと手を振りかざそうとしたその時。慶次がやさしく才蔵を抱きしめようとしながら刀で刺す。
崩れ落ちる才蔵。困惑する千代女を今度は隆房が斬り伏せる。元に戻ったように見えていた隆房と慶次は黒魔術のに操られていた。
黒に染まりし隆房と慶次の魂…。
第27回 魔界が来たりて滅却す
2016年7月22日
黒魔術軍に奪われた前田慶次と陶隆房の魂。
二人を救うべく立ち上がる霧隠才蔵と望月千代女。
そこに力を貸す戦国の華・お市。才蔵と千代女の前に現れたのは、真田大助と慶次。才蔵、千代女は死力を尽くして闘うも劣勢を強いられる。
そこに現れた鎌倉時代の猛将・朝比奈義秀は、黒魔術軍に加わる。
才蔵と千代女のピンチに助けに入る児雷也、鬼道丸兄妹。児雷也は鬼道丸の〝活性丸〟を浴び朝比奈義秀を薙ぎ斬る。残された才蔵は自身の全てをぶつけ、慶次を倒し、慶次の魂を取り戻す。
才蔵は慶次の魂をすかさず引き抜くと慶次を抱きかかえ、そのまま慶次の唇にくちづける。才蔵の唇から浄化されし魂が慶次に注がれる。
意識を取り戻す慶次。抱き合う二人。混沌ひしめく魔界に一時の安息が訪れた。
しかし、突如現れたのは魔界水軍。二人を囲む藤原純友、九鬼嘉隆、村上武吉。才蔵と慶次の窮地に現れたのは鶴姫。
黒魔術に組みする鶴姫の真意とは一体…。
第28回 魔界が来たりて黄泉に逝く
2016年9月7日
弟弟子 賀茂光栄によって弟子であり恋人である
夕顔と共に復活を遂げた安倍晴明は
戦国の六天魔王織田信長の妹、お市の方と手を組み、黒魔術、魔界水軍と相対する。
いよいよ魔界の覇権をめぐる戦いがはじまった。
第29回 魔界が来たりて謀略せしむ
2016年10月14日
晴明は戦国の六天魔王織田信長の妹お市の方と手を組み、その同盟軍の名を五芒星軍と命名する。
一方、伽羅奢は軍師高山右近を召喚し、五芒星軍と魔界水軍を争わせるが、その策を晴明に見破られる。
その魔界水軍と取引きをした悪路王は、三軍を戦わせる魔界錬闘会を行うことを宣言する。
第30回 鉄陣の巻
2016年11月18日
神楽坂が復活し、存在感を増す悪路王の策略で三軍が激突する魔界錬闘会が開催される
その戦いを制したのは圧倒的不利から逆転した五芒星軍であった
魔界水軍の盟主である藤原純友は黒魔術軍の軍師月召を倒し、五芒星軍の安倍晴明に提携を申し入れるが、その晴明を襲う
一方、黒魔術軍の総帥伽羅奢に戦いを挑む魔界水軍の頭、滝夜叉
第31回 炎陣の巻
2016年12月16日
魔界少女拳悪路王が仕掛けた魔界錬闘会
闘う者すべてが戦いに何かを賭け闘う
鶴姫は黒魔術軍軍師 黒田官兵衛によって兄、大祝安房の記憶を奪われる
五芒星軍、魔界水軍、黒魔術軍の三軍総力戦となった一戦は、五芒星軍が安倍晴明の参戦で大激闘の末、勝利し、黒魔術軍から冷泉隆豊を手に入れる
そして、魔界少女拳 悪路王はある決断をくだす
第32回 雪陣の巻
2017年2月2日
魔界少女拳悪路王が仕掛けた魔界錬闘会
闘う者すべてが戦いに何かを賭け闘う
魔界水軍、藤原純友は児雷也の隠れた能力に気づく。五芒星軍、陶隆房は黒魔術軍の侍大将の地位への復権を条件に闘うが、安倍晴明の策によって敗れる
記憶を失った鶴姫を巡る安成、安房の大三島の面々の悲しき戦い。児雷也を巡る戦いは、悪路王の最後の策であった
覚醒した平路王は魔界になにをもたらすのか
第33回 髭切丸、風を斬る
2017年3月17日
高山右近と滝夜叉に倒された晴明を救うべき夕顔とお市の方が動く
忽然と再び黒魔術軍の一員となって魔界に姿を現した風魔小太郎
小太郎は晴明を救おうとする夕顔に加勢する渡辺綱を倒す
魔界水軍を率いる藤原純友は不気味な存在感をもって両軍の戦いを見守る
そして鶴姫、安成、安房の大三島の三人の運命はさらに悲劇的な方向に向かう
第34回 三軍激突して六道嗤う
2017年4月14日
陶隆房と村上武吉は厳島の戦いの再戦となる激闘を果たす
真田大助と霧隠才蔵もおのれの運命に抗うことはできぬまま戦いを続ける
越智安成と大祝安房のふたりは破滅的な戦いへと突き進む
滝夜叉と同盟を結び、鶴姫を襲った高山右近は晴明の反撃を浴び倒れる
魔界はいよいよ混沌とした黒い闇に包まれていくのであった
そしてついに大三島の3人に訪れる終焉のとき。
第35回 大三島の別れ
2017年5月19日
高山右近はついに冥界からの使者を迎える。
大祝安房は鶴姫をかばい壮絶な最期を遂げる。
それでもなお鶴姫には安房の記憶は戻らず、悲劇の結末に安成の怒りは爆発する。
そして今宵また大いなる冥界の危機が魔界に訪れる。
第36回 能島の雨に英雄散る
2017年6月16日
魔界水軍は黒魔術を率いる高山右近の暗殺を狙うものの、安成の軽挙により失敗。
村上武吉はその安成をかばい冥界に落ちる。
五芒星軍の安倍晴明は滝夜叉と相対し、再び手を結ぶことを要求する。
三軍の思惑はさらに加速し、魔界の闇を濃く染め上げる。
第37回 武を継ぐ者
2017年7月14日
晴明は魔界水軍との同盟をのぞむが、疑心暗鬼になる滝夜叉に逆に襲われる。
右近はお市の方、鶴姫、才蔵と対峙。
黒魔術軍に謎の男が現れる。
武吉を失った魔界水軍は武吉の娘・景とともに真田大助を襲撃するがあと一歩で取り逃がす。
味方の危機を救った九鬼は安成と武吉の遺志をかけて対決し、安成に武吉の武を継がすことを決断する。
第38回 BLACK MAGIC ORCHESTRA
2017年8月10日
同盟を果たした五芒星軍と魔界水軍は総力をあげて黒魔術軍と対決する。
純友と藤太の策で、黒魔術軍を追い込むことに成功するが、黒魔術軍はハーデス、ウジェニー、バージニアを投入、死力を尽くして反撃に出る。
晴明の危機に現れた鶴姫と滝夜叉であったが・・・
第39回 星と海の反撃
2017年9月8日
魔境から現れた謎の二人組と共同して黒魔術軍と戦った五芒星軍と魔界水軍の連合軍。
黒魔術軍も美少年戦士を加え反撃、激戦の末、黒魔術軍、真田大助を倒すことに成功するもあと一歩で取り逃がしてしまう。
しかし、五芒星軍と魔界水軍の同盟の絆は深まる。
第40回 召喚と再生デッドオアアライブ
2017年10月11日
冥界から次々と戦力を補強する黒魔術軍
渡辺綱も黒魔術軍に加わる
勢いに乗る高山右近は魔界の霊力の法則を無視し、危険な勝負に出るも、あと一歩で勝利を逃す
一方、晴明・滝夜叉はルイスフロイスを襲撃、フロイスを奈落に堕とすことに成功する
いよいよ魔界の均衡が崩れ始める
第41回 剣と闇の行方ソードアンドダークネス
2017年10月11日
魔界の霊力の総量を超えたためにダメージを受ける右近
その右近を一気に倒そうとする晴明
そして魔界の危機を救おうとする魔界少女拳
三者三様の思惑が交錯する。
鶴姫は五芒星軍を裏切った才蔵を取り返そうとするが魔界に再び現れた土方歳三によって邪魔をされる。
魔界の霊力の総量を無視し、勝負を挑む黒魔術軍 高山右近はティムールを冥界から召喚。
一方、魔界少女拳はあさぎの育ての父武蔵坊弁慶を冥界から召喚する。
悲しい戦いは、弁慶・道三・馬頭の犠牲の上、魔界の霊力の総量を上げる。
そして、魔界少女拳の前に現れる魔界水軍 滝夜叉…
第42回 慟哭クライング
2017年12月8日
安倍晴明はひのえんまに固執する馬頭に制裁を加える。
お市の方は高山右近の毒牙にかかり、前田慶次・鶴姫は
霧隠才蔵・名古屋山三郎と対決する。
一方、里見義堯の援軍で高山右近を仕留めたと思った魔界水軍であったが・・・
魔界に降り立った戦国の名将 真田昌幸。
大助、才蔵、佐助ら真田十勇士の再結集を示唆しあさぎを冥界に誘う。
第43回 魂はかく儚くオーディナリーソウル
2018年1月19日
晴明と隆房は、右近を追い詰めるも取り逃がす。
何度も失敗する晴明に隆房は五芒星軍を離れることを示唆する。一方、土方は黒魔術軍と手を組み、魔界水軍を襲う。
フロイス、左近、滝夜叉を加え激闘を繰り広げるが、最後はお市の方によって夕顔が捉えられてしまう。
そして最後の戦いは、黒魔術軍から裏切り者として追われることになった真田十勇士と、才蔵を取り戻そうとする慶次、安成、鶴姫が激突する。
悲しい慶次と才蔵の運命はどこに向かうのか。
そして道満が語る真田一族の動きは・・・
第44回 復活と野望リバイバルアンドビジョン
2018年2月16日
滝夜叉は晴明に対し五芒星軍と魔界水軍の同盟の解消を宣言する。
滝夜叉はさらに五芒星軍の冷泉隆豊を五芒星軍から離反させようとするが、馬頭、児雷也が阻止する。
慶次、鶴姫、安成は、黒魔術軍の主力に襲われるが、再び魔界に現れた特地解放機構の芦上まつりと里見義堯の援軍により窮地を逃れる。
その間に高山右近は謀反を企んだ真田十勇士を屈服させようとする。反撃に出る真田十勇士の前に立ちはだかったのはなんと姿を消していた九鬼嘉隆と道三であった。
そして右近の裏をかき、単身、お市の方と夕顔の救出に向かった晴明であったが・・・
第45回 罪イズイットクライム
2018年3月16日
魔界に留まっていた真田昌幸は真田十勇士の黒魔術軍への従属を宣言する。
久しぶりに現れた渡辺綱と戦う陶隆房は五芒星軍への離脱を思いとどまる。
一方、滝夜叉は安成と慶次を伴い右近を攻めるといい、鶴姫はそのことを魔界水軍に伝えに行く途中、土方歳三に襲われる。
純友は滝夜叉の真意が読めず不信感を募らせるが、そこに真田十勇士を筆頭に黒魔術軍が攻め込む。
激突する両軍。
しかし、その激闘の最中、梵蛇眉が魔界水軍と黒魔術軍の同盟を伝える。
滝夜叉の罠にかかった慶次は囚われの身となる。
そして晴明は夕顔を救うため、愛する者と戦う。
晴明の愛は綱と夕顔を天界へ送り出す。
第46回 冥界進撃ヘルズライジング
018年4月13日
大内義隆が出現し、遂にベールを脱いだ魔界少女拳。
一方、同盟を結んだ黒魔術軍と魔界水軍は微妙なバランスの中、互いの思惑を探り合う。
その中でフロイス、お市の方、ウラド、ウジェニーは不気味な動きを。
魔界水軍は児雷也と馬頭を襲うが失敗、覚醒する児雷也の前に現れたのは里見八犬士の一人、犬塚信乃であった。
真田十勇士はまた一人、仲間が合流する。
そしてこの夜のクライマックスは晴明を襲撃する黒魔術軍の前に現れる土方歳三と鶴姫、陶隆房も加わり、五芒星軍の大反撃が始まる。右近は冥界の使者を投入し、勝負を賭けるが、前田慶次の参戦と、越智安成の裏切りによりあと一歩のところで五芒星軍を取り逃がす。激怒する右近の前に現れた滝夜叉は・・・
その頃、才蔵はフロイスとウラド、お市の方に誘われ・・・・
第47回 泰山鳴動サンダーランブリング
2018年5月18日
魔界に再び降臨した伽羅奢。
その力は絶大なものとなっていた。
滝夜叉は同盟を結んだ高山右近に対して、九鬼嘉隆の返還を求める。
魔界水軍の里見八犬士の前に姿を現した真田十勇士。ついに両軍は激突する。
一方、単独行動に出ていた俵藤太は、黒魔術軍の名古屋山三郎と対決を求めるが、そこに五芒星軍の陶隆房が現れ三つ巴の戦いとなる。
戦いはピンチに陥った山三郎を真田大助が救出することで決着はつかなかった。
魔界少女拳は魔界水軍の奇襲を受け苦戦に陥っていた。
晴明が援軍に向かうも戦況は不利となるが、楠木正成とひのえんまの覚醒により、魔界水軍の猛攻を食い止める。
霧隠才蔵を救うために黒魔術軍本陣に接近した前田慶次と、慶次を追ってきた越智安成、鶴姫は、黒魔術軍と交戦する。
児雷也、馬頭も参戦し、優勢に戦いを進めるも突如現れた伽羅奢の子と呼ばれる戦士によって倒される。
絶体絶命を救ったのは、滝夜叉、晴明、正成であった。
味方の右近さえも容赦のない冥界の進撃。
お市の方は前田慶次の前に現れ、意味深な言葉を投げかける
第48回 愛の旅ジャーニーオブラブ
2018年6月15日
魔界水軍との同盟を模索する五芒星軍安倍晴明であったが、道三の娘、あおいを巡って衝突。
そこに真田十勇士の乱入もあり再同盟は失敗に終わる。
一方、右近はフロイスによって倒されてしまう。
そしてこの世のクライマックスは才蔵を奪い返しに現れた前田慶次、鶴姫、安成とお市率いる黒魔術軍と冥界の使者との激戦。
慶次は禁じ手である活性丸の二度受けを敢行し、魂を賭けてついに才蔵の呪いを解く。
そして消滅を目の前にした慶次が冥界へ旅立つのであった。
第49回 鬼哭クライオブデーモンズ
2018年7月20日
再び魔界に姿を表した真田昌幸は、里見八犬士との対決を決める。
そして策を弄し、魔界水軍と五芒星軍を争わせ、才蔵を奪還する。
真田、里見の両軍は風の里であおいを巡って激突する。
新しい八犬士を加えた里見軍と真田軍は激しく戦うが、五芒星軍の介入で勝負はつかずお互い撤収する。
一方、滝夜叉は安成と共に黒魔術軍本陣に乗り込むが、そこで名古屋山三郎を引き込もうとする冥界軍と出会う。勢いから名古屋山三郎と共闘することになる魔界水軍のふたり、そこに五芒星軍も加わり、魔界三軍と冥界の戦いとなる。
鬼道丸の活性丸によって覚醒した鶴姫と児雷也の活躍で、冥界を退けることに成功するが、高山右近が冥界の手によって討ち取られる。
冥界の進撃が魔界を襲う
第50回 Re:降臨カムダウンアゲイン
2018年8月24日
冥界の圧倒的な進撃がはじまる。
児雷也がお市の方に襲われ、黒魔術軍、魔界少女拳、五芒星軍、魔界水軍が次々と冥界軍によって倒される。
そして、最後に風の里に現れた冥界軍。
鶴姫、馬頭が決死の闘いをするも追い込まれる。
そのふたりを救ったのは、なんと相打ちになったと思われた真田十勇士、里見八犬士の連合軍であった。
信乃と鶴姫、才蔵の力で冥界軍を退けるものの、最後に待っていたのは真田の裏切りと毛野の決死の反撃であった。
第51回 夢幻ドリームウォリアーズ
2018年9月21日
対立を深める真田十勇士と里見八犬士は激しく激突する。
安成と鶴姫を援軍に必勝で臨んだ里見軍であったが、あと一歩のところであおいの術で冥界軍の真っ只中に送り込まれ、里見義堯、犬山道節が穴山小助の凶刃の前に倒れる。
黒魔術軍と新選組は新たに同盟を結ぶ。
また、兄、児雷也の消滅に心を痛める鬼道丸は仲間に心を閉ざす。
冥界軍にのっとられた隆房、藤太、純友を奪還すべく晴明と滝夜叉は手を組み、冥界に偵察に赴いていた大内義隆も加わり、奪還に成功する。
そして、最後に現れた高山右近・・・
第52回 聲ヴォイシーズ
2018年10月19日
兄、児雷也を探し求める鬼道丸は哀れにも冥界軍にとらわれる。
五芒星軍と魔界水軍は再び同盟を結び、魔界少女拳、里見八犬士と手を組み、冥界に対抗する策をとる。
黒魔術軍と新選組に魔界少女拳を襲撃されるも晴明と藤太の援軍で反撃し、侵略を防ぐ
同じ頃、真田十勇士に攻められた里見八犬士には滝夜叉と隆房が援軍に現れこれを撃破。
そして、鬼道丸を救うべく冥界軍と戦いに赴いた魔界衆と鶴姫、純友であったが、激闘の末に現れたのは変わり果てた姿の地雷也であった・・
鬼道丸は仲間を救うために兄に禁断の活性丸を放つ・・
第53回 絶望チェンジザ・ワールド
2018年11月22日
お市の方の復讐に燃える鬼道丸。
晴明と滝夜叉は五芒星軍と魔界水軍の総力をあげて冥界軍討伐の策を練る。
一方、魔界少女拳に接近する真田昌幸、里見八犬士を狙う黒魔術軍、それぞれの思惑が交錯する。
そしてクライマックスは五芒星軍・魔界水軍と冥界軍の総力戦。お市の方を追い詰める鬼道丸を魔界少女拳豊臣秀頼の非情の剣が・・
そしてついにめざめた日本最強の怨霊平将門。将門の前に五芒星軍・魔界水軍は敗れ去るが、最後に現れた真田昌幸とあおいによって決定的な敗北は免れる。
すべてが終わった後、真田昌幸・豊臣秀頼はお市の方に同盟を持ちかけるのであった。
第54回 虹レインボーインザダーク
2018年12月21日
平将門の復活は魔界に大きな衝撃を与えた。
黒魔術軍名古屋山三郎は勢力の衰えの隠せない情勢を打破すべく道満の協力を得て九鬼と共に冥界軍に攻め入る。
あと一歩のところまで追い詰めるが、魔界少女拳の乱入で形勢は逆転。窮地に陥った山三郎たちを救ったのは魔界衆であった。
一方、里見の陣に攻め入ったのはフロイスと真田十勇士の冥界連合軍。せめて立てる連合軍の前に苦戦を強いられる里見軍であったが、そこに新たな八犬士 犬田小文吾が登場する。
小文吾の登場で勢いづく里見軍であったが、毛野があおいを刺したことにより、佐助が覚醒し、鶴姫をかばい安成が刺される・・・
晴明、隆房は、滝夜叉たちの行動を抑え込もうとするが、最後に滝夜叉を制したのが純友であった。
しかし、その純友も・・・
第55回 贖罪Penance
2019年1月18日
藤原純友はおのれの罪について晴明に語りかける。
一方、ながらく魔界から姿を消していた高山右近はその妻ジュスタとともに現れ、越智安成の傷を治す。
陶隆房は冥界に向かおうとする俵藤太と対決するが、その藤太の真意を汲み取り行動を共にする決意を固める。
冥界と同盟を組んだ真田十勇士にも動きが生じる。傷の癒えぬあおいを穴山小助が襲うが才蔵がこれを阻止、そしてあおいの中にあさぎが復活する。
冥界軍は魔界少女拳、真田軍を加え里見八犬士の守る重衡の砦を総攻撃を行う。激闘のすえ、里見八犬士は重衡の砦を奪われる。
その頃、安成の傷を治すため、天才薬師である愛洲移香斎のもとにむかった鶴姫はおなじく移香斎のもとに向かっていた猿飛佐助と対決する。
そのふたりを見守る謎の少年。
藤原純友はおのれの目を犠牲に滝夜叉の傷を癒やす。
そしてこの夜の最後は、高山右近の中に眠るイーブルとジュストの対決。妻ジュスタの歌声とともに戦うふたりの右近。その先には・・・
第56回 免罪Pardon
2019年2月15日
真田大助は、魔界軍の勢力を個別に割く策を進言する。
その命を受け、新選組土方歳三は風の里に逃げ込んだ黒魔術軍、名古屋山三郎を襲撃する。窮地を救ったのは高山右近であった。
一方、あおいを我が物にしようとする大助の前に立ちはだかる佐助。大助は命じられ、佐助は小助と闘うが敗れる。
鶴姫は蒼海の浜のはずれで童子と合流するが、そこを冥界軍島左近と道三に襲われる。道三を倒すものの左近に童子を奪われる。
魔界衆にお犬として戻った犬坂毛野は河童を唆し、馬頭を刺す。
満を持して冥界軍は風の里に侵攻する。圧倒的な戦力不足の中闘う魔界軍。純友が敵の刃に倒れ、絶体絶命の危機を右近、山三郎が救う。
その頃、六文陣から逃げ出したあおいは、小助の追撃を陶隆房と俵藤太によって救われるのであった。
第57回 原罪Original Sin
2019年3月15日
冥界軍の攻勢に追い詰められた五芒星軍は、風の里から出て冥界軍の拠点を一気につく陽動作戦をとる。
一方、魔界に戻ってきた真田昌幸は、この五芒星軍の策を見破る。
その真田の陣である六文陣を奇襲する里見八犬士と安成。
優勢にたつものの、昌幸に人質である茨木童子を盾にとられ一転窮地に。そこに現れたのは天才軍師楠木正成であった。
正成はあおいと茨木童子の交換を昌幸に申し出る。
その頃、鶴姫と山三郎たちは冥界軍の陣である死の谷の西側を攻める。
そこでルイス・フロイスと島左近と交戦。
しかし奮戦むなしく撤退を余儀なくされるのであった。
晴明と右近は主力が死の谷西側に配置されると裏をかき、死の谷本陣に攻め込むのであったが、そこに現れたのは平将門であった。
冷泉隆豊、陶隆房、俵藤太も参戦するが、将門の武力に圧倒される。
滝夜叉はおのれに霊力の低下にある策を・・・
お犬は姑獲鳥を取り込みついに魔界衆の指揮権を鬼道丸から奪うのであった。
第58回 貪欲Greed
2019年4月19日
冥界の圧倒的な侵略の前に同盟を結んだ五芒星軍・黒魔術軍・魔界水軍の三軍。
しかしそれぞれの思惑は統一されることなく行動することとなる。
里見八犬士は魔界水軍の本拠地であった蒼海の浜の奪回に赴くが、それを察知した真田十勇士猿飛佐助、穴山小助に急襲される。八犬士の危機を救ったのは、安倍晴明と、行方をくらましていた犬塚信乃であった。
魔界水軍の棟梁である滝夜叉は子を身ごもる。それ自体が渾身の策であることを告げ、純友はそのことにある想いを馳せる。
一方、陶隆房、俵藤太、冷泉隆豊は、冥界に与する真田十勇士の拠点六文陣を攻撃する。
猛攻で真田十勇士を追い詰めるがあと一歩のところで魔界少女拳豊臣秀頼が援軍に現れ、隆房を倒す。秀頼は、意味深なひとことを隆房達に投げかける。
そしてこの世のクライマックスは、右近率いる黒魔術軍が冥界本陣に攻め入った一戦。スキピオヌに照準をあて襲撃する、そこに鶴姫と越智安成が加わる。
しかし、魔界少女拳の援軍でまたもや失敗に終わる。絶体絶命の事態を重衡と蜘蛛丸によって救われるが、重衡は捉えられ、ジュスタは傷を負う。
犬塚信乃は、晴明に強さを知るために戦いを挑む。
そして、お犬の手はついに猫娘に及び、鬼道丸は・・・
第59回 誇りPride
2019年5月17日
魔界に突如、現れた夕顔の娘、朧。朧は鬼道丸を救う。
秀頼は藤太、隆房と交戦するものの、将門の真の復活を願う藤太は隆房を裏切り秀頼に従う。
お犬はお市の方に、鬼道丸、あおいと引き換えに冥界行きを交渉する。
冥界軍は風の里の総攻撃を決めるが、その防衛にあたる中、鶴姫と安成は固い約束を交わす。
冥界軍の風の里侵攻がはじまる。
激闘の中、真田は一瞬の隙をつかれあおいを奪われてしまう。
一方、冥界本軍と戦う、晴明、安成、鶴姫であったが、秀頼の奇襲で晴明が倒されるも鶴姫、安成の固い絆の前に冥界軍は撤退を與儀なくされる。
その頃、単身、囚われた重衡を純友は助けにゆく。
第60回 嫉妬Envy
2019年6月21日
晴明の前に現れる、夕顔の娘、「朧」
朧は晴明を父と呼ぶが、晴明はそれを否定する。
一方、滝の方は出産を間近に控える。
右近は、魔界における冥界の領土である「死の谷」への決戦を提案、晴明はこれに同意し、魔界軍と冥界軍はここに激突することになる。
両軍の激闘は熾烈を極める。
共に戦うことを決意した鶴姫と安成は、秀頼・大助の兄弟を打ち破り、スキピオヌをも倒し、一気に死の谷へ攻め込む。
一方、お犬はお市の方を策にはめようとするが、鬼道丸、朧の介入もあり、果たせず逆にお市の方に囚われることになる。
第61回 怒りWrath
2019年7月19日
魔界に現れる伽羅奢の娘ASH。
ASHの叱責にお市の方はお犬に鬼道丸の確保を厳命する。お犬は河童、猫娘、道三を唆す。
真田十勇士、魔界少女拳は独自の動きで、魔界軍に占拠された死の谷の奪還を計画する。隆房は童子の願いを聞き入れ、馬頭と藤太の奪還に向かう。
右近ら黒魔術軍はお市の方を仕留めるべく冥界に攻め込む。
その頃、大助らは死の谷に攻め込む。
しかし、魔界軍の反撃によって攻撃は失敗に終わる。
秀頼、才蔵と安成、鶴姫も交戦するが、鶴姫が大助によって囚われてしまう。
右近はお市の方を攻めるがスキピオヌ、藤太の反撃で苦戦、晴明が援軍に加わるが絶体絶命の危機に、そこに鬼道丸とあおいによって、将門が召喚される。
記憶を取り戻した将門はスキピオヌと一戦を交えるが、自分の意思を示すことなく立ち去ってしまう。
そしてこの夜の最後は、毛野の暴走を止めるべく信乃が立ち向かう。
第62回 怠惰Sloth
2019年8月16日
久しぶりに魔界に現れた真田昌幸は策を巡らす。
お市の方は昌幸の策にのり死の谷を攻める。
その動きに偶然遭遇した隆房と童子は、冥界軍と行動を共にしている藤太と馬頭と交戦するも伽羅奢の娘ASHに妨げられる。
秀頼も昌幸の策通り、風の里を奇襲し、純友と交戦するが狙いの滝の方とその子の姿はすでになかった。
死の谷攻めがはじまる。少ない兵力で攻め込んだ冥界軍に新選組の新しい戦力が加わり、さらに玉梓の出現で、魔界軍は敗れ、死の谷から敗走する。
その頃、安成は、単身、真田にとらえられた鶴姫を奪い返しにいく。劣勢に苦しむが最後は謎の少女、スキピオヌ、蜘蛛丸の登場で危機を脱する。
驚愕のラストはスキピオヌに似た者は滝の方の子の式神であり、少女は滝の方自身であることがわかる。
そして、滝の方から発せられた言葉・・・
第63回 貪食Gluttony
2019年9月20日
冥界軍は周到な策を用い、魔界連合軍の前に立ちはだかる。
魔界新選組の策により陶隆房、童子が捉えれられ、里見八犬士は魔界少女拳と玉梓の奇襲により、親兵衞がその危機を救うために囚われの身となる。
敵の裏をかき、冥界本陣を襲った黒魔術軍だが、その策を見破られ、ASH、スキピオヌ、そして謎の男の強力な兵力の前に右近と山三郎が囚われる。
唯一、真田十勇士に攻め込まれた魔界本陣は滝の方の加勢もあり逆襲。
清海を捉えることに成功する。
そんな中、鶴姫は変化した滝の方に対し怒りをぶつけるが・・
第64回 色欲Lust
2019年10月18日
前回、新選組に不覚をとり囚われた隆房と童子を取り返しに鬼道丸と安成が向かう。
ふたりの策は見事にはまり隆房と童子を取り返すが、鬼道丸は仲間であった猫娘に手をかける。
一方、親兵衛と清海を互いに人質に取られた魔界軍と冥界軍は人質の交換に合意するが、それは戦いのはじまりであった。
両軍激闘の中、突如現れたのは里見に恨みを抱く者八房であった。八房の出現で窮地に追い込まれる魔界軍であったが、その危機を救おうとした朧を鶴姫が斬ってしまうのであった。
そしてクライマックスはわずかな兵力で右近と山三郎の救出に向かう黒魔術軍。しかしASHの強力な力の前にねじ伏せられるのであった。
第65回 悲嘆Grief
019年11月15日
朧の手当てをする八房のもとを訪れる玉梓であったが・・
悩める鶴姫と鬼道丸。
そのふたりの前に立つ隆房と童子。
信乃は八房の呪縛からいっとき魔界に戻るが、謎の少年に襲われる。
晴明たちは、冥界軍に囚われた右近、ジュスタ、山三郎の奪還に向かう。激闘の中、謎の少年の乱入もあり、右近たちの奪還に成功するものの、今度は晴明が敵の手に落ちてしまう。
その様子を目の前にしながらなにもできない鶴姫・・。
そしてあおいと共に朧の救出に向かった佐助であったが、馬頭の襲撃と、八房の出現により・・
第66回 闇Darkness
2019年8月16日
冥界から送り込まれし、伽羅奢の娘ASH率いる冥界本軍
その野心を明らかにしはじめた魔界少女拳
仲間の再結集のために勝ちにこだわる魔界新選組
名将真田昌幸率いる真田十勇士
一方、その冥界軍を離反した高山右近率いる黒魔術軍
真田十勇士と対立する里見八犬士
日本最大怨霊平将門の復活を果たした魔界水軍
そして、魔界を守るべき最強の陰陽師安倍晴明率いる五芒星軍
各軍の思惑が入り混じり、居虚実実の駆け引きと魔界を制する戦が激化する。
風の里を陥落させた冥界軍に対して、死の谷を奇襲し夕顔の助けもあり晴明の奪還に成功した魔界軍であったが
その後、冥界軍の強大な兵力の前に死の谷も放棄、蒼海の浜向こうまで撤退していた。
一方、ASHに謀反を企てた真田十勇士であったが、昌幸がASHに恭順し、その証として蒼海の浜に陣取り、魔界軍の壊滅を命じられていた。
第67回 紫の炎Burn
2020年2月13日
魔界軍は、冥界軍に奪取された蒼海の浜の攻略を開始する。
鶴姫、安成、純友は蒼海の東の砦蒼雲の砦を攻略、晴明、里見八犬士は真田十勇士が守る西の蒼炎の砦に攻め入る、そして、主力戦となる冥界本軍と対決したのは黒魔術軍と陶隆房。
両軍の死闘の果て戦いを制したのは黒魔術軍であったが、
冥界本軍を追った高山右近は謎の女戦士の前に倒される。
第68回 天国への階段Stairway to Heven
2020年3月27日
滝の方は息子の月夜叉丸と再会し、俵藤太も魔界水軍に復帰する。
犬坂毛野も玉梓の呪いを祓い、里見八犬士に戻る。
戦力を回復する魔界軍に対して、冥界軍は、ASHとペルセフォネが対立し、不穏さを漂わせる。
そんな中、蒼海の浜の争奪戦が続く、真田十勇士は蒼海の門を守る黒魔術軍を攻めるが、これまた五芒星軍に復帰した馬頭、隆房の援軍もあり撃退される。
冥界本軍は魔界水軍が守る蒼雲の砦を攻め、その戦いを制したのは冥界軍であった。
そして、晴明は、夕顔に朧を託すが、そこをASH、真田昌幸、豊臣秀頼に襲われる。
そこに居合わせる形になった猿飛佐助とあおいを巻き込み・・・
佐助のあおいを守る気持ちは揺るぎない愛となり、夕顔は我が娘を愛ゆえに捨てる決断をする。
悲しくも美しい叫びが魔界を包む。
第69回 BLACK NIGHT
2022年5月13日
黒魔術軍の守る蒼海の門を真田十勇士が攻め込むが、五芒星軍の陶隆房(AKIRA)、馬頭(趙雲子龍)、茨木童子(アンドロメダKEN)、鬼道丸(望月彩)の加勢により勝利をおさめ、守る事に成功する。
また、その同時刻帯に魔界水軍の守る蒼雲の砦に、お市の方率いる冥界軍が激しく攻め込む。魔界水軍は奮闘するものの、奮闘虚しく冥界軍に蒼雲の砦を奪われてしまう。
そして、その後、魔界は冥界に攻め落とされ、ヒトガタ、式神、陰陽師らは地上に逃れることになる。それから数年後……。
魔界に突然侵攻を開始したのは、魔界によって封印されていた冥界であった。
冥界軍の侵攻は凄まじく凄まじくついに魔界は陥落し、冥界により封印されてしまう。冥界の混乱から再び魔界の扉を開いた式神、ヒトガタ、陰陽師たちは激しい戦いの中に身を置くことになる。
冥界は伽羅奢の子たちによる冥界第三帝国の権力闘争を発端に第一帝国も参戦。いよいよ混迷を深める。戦いの中、真田に囚われた兎鬼丸と安成。その運命はいかに。。。
第70回 FIRE BALL
2022年7月15日
魔界の霊力の均衡が崩れた時、魔界に突然侵攻を開始したのは、魔界によって封印されていた冥界であった。
冥界軍の侵攻は凄まじく凄まじくついに魔界は陥落し、冥界により封印されてしまう。
冥界の混乱から再び魔界の扉を開いた式神、ヒトガタ、陰陽師たちは激しい戦いの中に身を置くことになる。
囚われた安成、兎鬼丸を奪還すべく冥界軍に奇襲をかけた魔界軍、見事、二人の奪還に成功する.
しかし、安成と鶴姫、滝の方の愛憎、そして天界から現れた渡辺綱の子であるヒュウガと朧の因縁、魔界に大きな感情の波が押し寄せる。
第71回 Stormbringer
2022年9月15日
魔界への侵攻を目論む冥界は、かねてより進出してきていていたASH、ペルセフォネが所属する「冥界第三帝国」に加え、CROW率いる「冥界第一帝国」も進出を本格化した。
「冥界第三帝国」は一枚岩となっておらず、姉妹であるASHとペルセフォネとが対立し、第三帝国内の覇権争いも繰り広げており、「冥界第一帝国」の進出で、いわば三つ巴の様相を呈していた。
一方、滝の方は、妻である自分を裏切った安成に憤激し、二人の息子である月夜叉丸へ「父上を取り戻してまいれ。」「取り戻せなくば、父を殺して良い。」と命じ、「母に認めて欲しくば、父を取り戻すか殺すかしてまいれ!!出なければそなたなど用無しじゃ!!」と冷厳な態度をみせた。
父と出会い、帰順を説得するも断られた月夜叉丸は「望まれないなら存在する意味などありませぬ。ここでいっそ・・」と父との戦いを決意する。
途中スキピオヌと秀頼が現れ、父子の二人で協力して闘うが、劣勢となったその時、魔界に蘇った村上武吉が颯爽と現れ、スキピオヌと秀頼の撃退に成功する。
安成が、武吉に礼を言おうとしたその瞬間、月夜叉丸が意を決した様に背後から父を斬りつけた。
止めを刺そうとする月夜叉丸。
武吉はそれを制し、「お前の悲しみは強さでしか救われぬ。ここで父を殺せばお前の悲しみは救いようのないものになる。救って欲しければついて参れ。」と諭し、月夜叉丸はそれに従うのであった。
第72回 SOLDIER OF FORTUNE
2022年12月1日
黒魔術軍の守る蒼海の門を真田十勇士が攻め込むが、五芒星軍の陶隆房(AKIRA)、馬頭(趙雲子龍)、茨木童子(アンドロメダKEN)、鬼道丸(望月彩)の加勢により勝利をおさめ、守る事に成功する。
また、その同時刻帯に魔界水軍の守る蒼雲の砦に、お市の方率いる冥界軍が激しく攻め込む。魔界水軍は奮闘するものの、奮闘虚しく冥界軍に蒼雲の砦を奪われてしまう。
そして、その後、魔界は冥界に攻め落とされ、ヒトガタ、式神、陰陽師らは地上に逃れることになる。それから数年後……。
魔界に突然侵攻を開始したのは、魔界によって封印されていた冥界であった。
冥界軍の侵攻は凄まじく凄まじくついに魔界は陥落し、冥界により封印されてしまう。冥界の混乱から再び魔界の扉を開いた式神、ヒトガタ、陰陽師たちは激しい戦いの中に身を置くことになる。
冥界は伽羅奢の子たちによる冥界第三帝国の権力闘争を発端に第一帝国も参戦。いよいよ混迷を深める。戦いの中、真田に囚われた兎鬼丸と安成。その運命はいかに。。。
第73回 DISSILLUSION
2023年1月26日
道満は「魔界のヒトガタは間もなく消え、新しき形に生まれ変わる。」そう言い残し、声は聞こえなくなった。
突如現れた真田昌幸と謎の女。
謎の女は冥界第二帝国の将となった北条政子。
そして謎の忍は風魔小四郎であると名乗った。
祈りを捧げる安倍晴明と朧。
魔界は冥界に勝てるのかと問う朧に対し、晴明は
「のぞみはそう多くない。しかし、座して敵の策に屈するより、こちらから仕掛けることで活路を見出す」と。
そして魔界軍と冥界軍が激突する。
激しい戦いの中、一人、また一人と戦線を離脱し、最後に残ったのはCROW、ペルセフォネ、鶴姫。
拮抗した三つ巴の戦いの中、CROWとペルセフォネは時折連携した戦いを見せ、追い込まれる鶴姫だが間一髪のところで脱出。
ペルセフォネはCROWに一撃、CROWを倒す。
戦いの静まった戦場に現れる晴明と朧。晴明は朧に姿の見えなくなる術をかけ
「これで闘う者にはおまえたちの姿は見えぬ。おまえたちの姿と声が届いたとき、奇跡は起こるであろう」
そう言い残し戦場から去っていく。
入れ違いに現れる豊臣秀頼と月夜叉丸。二人は激突し、激しく闘いを繰り広げる。
戦いの最中朧は祈り続け、その場に倒れていた鬼道、兎鬼丸は見えない壁を打ち破ろうと活性丸を打つ。
最後の一打で激しい爆発音とともに辺り一面が光に包まれた。
第74回 SHADOWS OF WAR
2023年3月16日
月夜叉丸との激しい戦いで全身に傷を負っている豊臣秀頼の前に現れるお市の方とスキピオヌ。
秀頼に襲い掛かるスキピオヌ。
お市の方も参戦し絶体絶命の中、顔を布で隠した謎の女が秀頼に加勢。
一か八かのところで脱出に成功する。
謎の女の正体は、秀頼の正室である千姫であった。
千姫は冥界第二帝国の将となっており、冥界で天下を取るために秀頼を探していたという。
また同時刻、魔界軍は冥界第三帝国に攻め込まれていた。
冥界軍の猛攻に成すすべなくやられていく魔界軍。
滝の方と鶴姫の合流も間に合い、一度形成を立て直すも、ASHとペルセフォネが参戦。再び冥界第三帝国の猛攻が始まり、魔界軍は次々と戦線を離脱していく。
その最中、冥界第一帝国、冥界第二帝国の連合軍が突如現れ、冥界第三帝国に襲い掛かる。冥界軍同士の戦いが勃発。激戦が繰り広げられるも、真田十勇士は途中で脱出し、残されたASHとペルセフォネも間一髪のところで脱出する。
脱出した真田十勇士の前に現れる武田義信。
義信は真田に冥界第二帝国に力を捧げるように言うも真田は受け入れず、義信は去っていく。
義信と入れ替わりに現れたのは鶴姫。
鶴姫「あなたの身体から安成の血の匂いがしました。安成を返しなさい。」
鶴姫は真田十勇士に戦いを仕掛ける。真田の連携に翻弄される鶴姫。
何とか持ち直すも、六郎太に斬られて倒れてしまう。
六郎太がとどめを刺そうとしたその時。突如現れたスキピオヌが六郎太を一撃で倒してしまう。
スキピオヌの咆哮が響き渡った。
第75回 LIGHTNING STRIKES
2023年5月11日
新撰組は副長の土方歳三を探し、冥界を彷徨っていたが冥界第一帝国のCROWに見つかってしまう。
そこに現れた土方歳三が仲間を救う。土方は「冥界第一帝国と手を組むことにした」と仲間に告ぐ。
ジュスタの前に現れる右近。「冥界の者を欺くためジュスタを攻撃した」と告白する。
そんな二人の前に晴明が登場し、ジュスタに騙されるなと伝える。
しかし、説得も虚しく、ジュスタは右近と共に戦いを後にする。
同時刻、望月六郎太と豊臣秀頼が激しい戦闘を繰り広げていた。
激しい戦闘の末・・・。真田十勇士は一晩限り豊臣秀頼に力を貸す約束をする。
また、同じようにペルセフォネと滝の方が取引をしていた。
ペルセフォネは滝の方に安成を冥界に沈めたのは、安倍晴明であると伝える。
晴明は冥界第一、第二帝国と手を結んでおり、その談合を偶然知った安成を始末したと。
さらにペルセフォネは「月夜叉丸は晴明と共におり。そして冥界の霊気の力でまもなくケモノとなるであろう。晴明の手から月夜叉丸を取り戻し、安成を救え。そのために私に力を貸せ」と話す。
そこに純友が現れ「滝の方。その者に惑わさるでない」と伝えるが、滝の方も「父上がこの冥界に姿をお見せになるまで、生き抜かねばならぬ」と冥界第三との同盟を決意する。
一方、冥界第3帝国の後継者、スキピオヌが激しい負傷をおっていたところに道満の娘、兎鬼丸が現れ、傷の回復を図る。
スキピオヌは敵である自分をなぜ助けたのか兎鬼丸に問う。
少しだけ和やかな空気があたりを包んだかと思われたその刹那、冥界連合軍が2人を取り囲む。
スキピオヌは兎鬼丸に逃げるよう説得するも、逃げない兎鬼丸。四面楚歌の状態となった2人。最後は兎鬼丸がスキピオヌを庇い斬られてしまう。崩れ落ちる兎鬼丸。
スキピオヌの咆哮が冥界の地に響き渡った。
第76回 BLACK WIDOW
2023年7月21日
新撰組は副長の土方歳三を探し、冥界を彷徨っていたが冥界第一帝国のCROWに見つかってしまう。
そこに現れた土方歳三が仲間を救う。土方は「冥界第一帝国と手を組むことにした」と仲間に告ぐ。
ジュスタの前に現れる右近。「冥界の者を欺くためジュスタを攻撃した」と告白する。
そんな二人の前に晴明が登場し、ジュスタに騙されるなと伝える。
しかし、説得も虚しく、ジュスタは右近と共に戦いを後にする。
同時刻、望月六郎太と豊臣秀頼が激しい戦闘を繰り広げていた。
激しい戦闘の末・・・。真田十勇士は一晩限り豊臣秀頼に力を貸す約束をする。
また、同じようにペルセフォネと滝の方が取引をしていた。
ペルセフォネは滝の方に安成を冥界に沈めたのは、安倍晴明であると伝える。
晴明は冥界第一、第二帝国と手を結んでおり、その談合を偶然知った安成を始末したと。
さらにペルセフォネは「月夜叉丸は晴明と共におり。そして冥界の霊気の力でまもなくケモノとなるであろう。晴明の手から月夜叉丸を取り戻し、安成を救え。そのために私に力を貸せ」と話す。
そこに純友が現れ「滝の方。その者に惑わさるでない」と伝えるが、滝の方も「父上がこの冥界に姿をお見せになるまで、生き抜かねばならぬ」と冥界第三との同盟を決意する。
一方、冥界第3帝国の後継者、スキピオヌが激しい負傷をおっていたところに道満の娘、兎鬼丸が現れ、傷の回復を図る。
スキピオヌは敵である自分をなぜ助けたのか兎鬼丸に問う。
少しだけ和やかな空気があたりを包んだかと思われたその刹那、冥界連合軍が2人を取り囲む。
スキピオヌは兎鬼丸に逃げるよう説得するも、逃げない兎鬼丸。四面楚歌の状態となった2人。最後は兎鬼丸がスキピオヌを庇い斬られてしまう。崩れ落ちる兎鬼丸。
スキピオヌの咆哮が冥界の地に響き渡った。